手を伸ばしても届かない

目の前で全てが消える絶望

自分の無力さに恐怖心で目が覚める

 

現実じゃない事に安堵して

また目を閉じる

悲しさと恐怖でもう眠れない

 

そんな日が何度も何度もあった

忘れた頃にやってくる

でも私には変わらない日常が待っている

 

変わったしまった日常を送っている人がたくさんいる

きっと壊れてしまいそうな心を必死に誤魔化してるんだろう

どうかどうか救われますように

子宮筋腫 子宮全摘手術 術後2ヶ月

8月末に子宮全摘手術を受けてからもうすぐ2ヶ月になります。

9月の中旬に術後一度目の診察を受けてきました。

問診と内診前に採血をしました。

 

内診は相変わらず、グリグリされても出血せず。

血液検査も問題なく、術後は良好でした。

診察の後に看護師さんに傷跡をチェックしてもらいましたが

こちらも問題なく、もう開くことはないのでお臍以外はゴシゴシ洗っても大丈夫とのこと。

これからは乾燥するので保湿もして大丈夫。

テープの上から保湿しても大丈夫。とのことでした。

この傷口に貼るテープですが、目安が6ヶ月くらい続けた方がいいらしいですが

あくまで美容的な事らしく、かぶれたりしたら無理せず剥がしていいとのことでした。

多分、ざっくり言うと嫌なら貼らなくても大丈夫だよって感じだと思います。

私は別にかぶれてもいないし、嫌でもないので出来る限り続けてみようかと思ってます。

 

あと入浴ですが、術後一ヶ月は湯船は駄目だったのですが

私はビビりなので一ヶ月半くらいはシャワーだけにして足湯をしてました。

でも、寒くなってきたので、もう完全に入浴始めました。

 

生活的には、最初あった痛みなども徐々に徐々に軽くなっていき

今はほぼ元の生活くらいになりました。

激しい運動やうつぶせ寝はまだしていませんが、

来月の術後3ヶ月診察で問題なければ、もうほぼ気にせず生活できるかなとゆう感じです。

 

何か変わったことがあるとしたら・・・・生理が来ません!いやっほぅ!

なくらいです。夜よく眠れるようになった気がします。

 

私は元々、子宮筋腫が大きすぎて体調が悪かったわけでもないので

多分、症状は軽い方だったと思います。貧血は酷かったけど。

生理の期間が長くて量が多いってのと周期が短いので、生理に振り回される期間が長くなるってだけで辛かったくらいで、生理が終われば貧血の症状くらいでした。

 

でも、貧血がなくなって生理がなくなるだけでこんなに生活が楽になるのかと思います。

子宮全摘はやっぱり子供を欲しい人には難しい決断になると思います。

でも、もう出産をしない人にとっては悪い決断ではないと思います。

卵巣を残せるならホルモンバランスも崩れないみたいで体調も崩れないし。

 

私は体調が悪くなってから手術を決めるまで半年経ちませんでしたが

良かったと思っています。そして今の技術の進歩に感謝します。

子宮全摘、入院6日間、腹腔鏡。傷跡は臍の周りに1~2センチくらいの傷が3カ所だけです。初めての手術で辛いこともありましたが、本当に良かったです。

 

金銭的には、私は保険でどっこいでした。支払いよりも気持ち保険の方が多くおりたかな?くらいです。保険大事。とくに女性の病気特約みたいなのに入ってたので

入院一日1万円に五千円プラスされて、それで部屋代が済みました。

(部屋は安いところを希望しても、空いてないと入れないので運もありますが個室をおすすめします)

保険て、毎月毎月たくさん取られるわーって思うけど、こうゆう時は入ってて良かったと思いますよね。

 

俳優さんの自殺

三浦春馬さん 芦名星さん 竹内結子さん

この数ヶ月で自殺で亡くなりました。

私はこの方たちのファン!て程ではありませんでしたが、なんだかまだ信じられないでいます。

ドラマが好きで色んなドラマを録画しては子供たちのいない間に一人で見るのが好きなのです。そんなドラマの中には、作品云々よりも先にこの俳優さんが出てるなら見たいってものが多くて、そしてこの俳優さんが出てると面白いとゆうのも大きいのです。

亡くなった俳優さんたちは、私の中でそうゆう存在でした。

 

なんの疑いもなく、これから先もいい作品を見させてくれるものだと思い込んでいました。まさかこんな形でもう見られなくなってしまうなんて、本当に悲しい。

 

人には色んな事情があって、人には知られたくない事だってあるでしょう。

俳優さんだって一人の人間だから、プライベートで何があったってこちら側の人間には分からないしきっと知る必要だってないんだと思う。

でも、生きてて欲しかったなと思いますよね。俳優やめたって生きてて欲しかったと。

有名だからこその苦悩って私には計り知れないほどのものだと思うけど、全部やめたって生きてて欲しかった。それを多くの人が望んでいたんじゃないかな。

 

生きていればいいことある、とか無責任なことはいえないけど

自分が思う程、自分の命って軽くないんだよね。分かってただろうけど。どうにもならなかったんだろうけど。どうになからなかったのか。そればかり考えてしまう。

 

私は、いじめはなくならないけど、いじめで自殺はなくせるんじゃないかって思ってます。逃げ場や受け入れてくれる場所があれば。

学校なんて行かなくてもいい、仕事なんてやめちゃえばいい。

生活できるかどうかも分からなくても、とりあえずとことん逃げちゃえばいい。

何よりも命が大事だよ。痛みを分かってくれて手を差し伸べてくれる人は必ずいるよ。

一人で抱え込まないで、泣き叫んでいいから、かっこ悪くていいから生きていて欲しい。自殺は悲しいです。

子宮筋腫 子宮全摘手術⑥

さぁ、管も全て取れ自由になったし楽になるかなー寝れるかなー。

って事で夜は寝れるかなと思いきや。グッスリは眠れず。

夜寝る前に吐き気止めをした気がします。寝ると気持ち悪くなるから寝るの本当に怖い。ウトウトして少し寝て起きるって感じを繰り返しました。

まぁ、吐き気なくても自分の体に何が起きてるのか分からない状態なんですよね。

眠くて仕方ない!感じでもなかったです。あまり食べれないので空腹感もあるし。

 

そして常に37度前後の微熱があるので、ちょっと体が温かい感じでした。

でも部屋温度は25度くらいまで上げました。

足のマッサージが取れたおかげで暑さも落ち着きました。でも今度はあまり動けないので足が冷える。ベッドに腰掛けてると足が冷えるのです。

だから足をベッドに上げて布団かけて座っていたりしました。

 

術後二日くらいからは腰の痛みも落ち着いてきたけど、寝てばっかりじゃまた痛くなるのは嫌だから、昼間はなるだけ起きてるように。

 

術後二日にはシャワーを浴びます。傷口濡らすの怖いーって思ってたけど術後から貼ってるテープみたいのがあるので、傷口はそんなに濡れず。

シャワー浴びてスッキリ!なんか、生き返った感じでした。人間らしくなった。

普通に生活できる幸せをとことん感じました。

 

私は術後四日目には退院でしたが、それまではもう吐き気との戦いでしたね。

いや、吐き気も少しずつ弱くなっていくのでそんなに辛かった程ではないのだけど。

あと退院先日には外来の方に行って診察を受けます。

めっちゃスッピン、ボサボサで外来に来ている人達の中に混じって診察待ちをします。

早めに呼ばれますけどね。

そこで内診します。めっちゃねグリグリするのよ。中がどうなってんのか分からないけど、切ったとこだよね?そんなに強くグリグリしていいのん??ってくらいグリグリされました。でも、血は出なかった。人の体ってすごいね。

 

診察の前に採血した結果も出てて、貧血もなってないし、炎症の値も収まってきてるので問題ないでしょう。予定通り明日退院ですねとのことでした。

そこで退院後の処方箋を出してもらって、ないと不安な痛み止めと胃薬を出してもらいました。

 

 

初めての手術は薬にやられる感じが大きかったですが無事終わりました。

一番、参ったのはやはり麻酔の影響かなぁ。また全身麻酔をする機会があったら、吐き気のことを言ってみてくだい、何か違う方法でやってもらえると思うので。とのことでした。

もう全身麻酔しませんように・・・・。

 

 

これを書いているのは術後2週間は経ちました。

退院後1週間は車の運転禁止、2~3週間は自転車禁止。だそうです。

私は退院後、1週間、旦那が滞在してくれたので(遠距離単身赴任中)子供の世話もご飯も買い物も、ほぼ任せちゃいました。もちろん、ご飯は出来合いのものや簡単なものがメインだけど、本当に助かった。

洗濯を畳むことなんてしたことなかったのに、ちゃんとしてくれて、子供たちの水筒や給食セットもちゃんと洗って準備してくれて。

・・・・やらなきゃいけなくなったら、できるもんなんだね。ちょっと安心しました。

そして、私があまり動かない方がいいことをちゃんと考えてくれてるんだなと感謝しました。

 

私の体調も少しずつ良くなり、退院して1週間くらいは痛み止めを飲んだり飲まなかったりでした。家の中を歩くぶんには、それほど辛くありませんでした。食べれるのは嬉しくてついつい、食べ過ぎたのか胃が驚いているのかしばらくお腹は緩かったけど、整腸剤ももらっていたので、良くなってきました。

 

一週間経って、旦那も赴任先へ戻り、車の運転をして買い物に行ったところ、ジーパンのウエストの締め付けがちょっと痛かったり、スーパーで普通に歩くと、やっぱり痛かったりしました。家の中じゃ歩いてもそんなに早く歩かないけど(家が狭いので)外の広い場所って意外と早く歩いてるんだなと実感しました。

おばあちゃんみたいに、ゆっくり歩いてカート押して歩くようにしました。

2週間経った今は歩くペースはちょっと速くなり、まぁ普通に動けるようになってきました。でも、前屈みになったり、洗い物をする時に無意識にシンクにもたれかかちゃってお腹を圧迫すると、ちょっと痛い感じがします。

 

んで、時々、ほんの時々、トイレに行った時にトイレットペーパーにうすーいピンクの血が滲むことがあります。ちょっとドキドキしちゃいます。

病院には、生理二日目くらいの量の血が出たら連絡をって言われてるので、まぁ多分大丈夫な範囲だと思います。(生理二日目の量は相当びびると思います)

 

今週には病院に行って術後の診察があります。

自分の勝手な感じですが、多分順調だとは思います。はやく何も気にしないで生活したい。うつぶせ寝がしたい!(していいのかも分からないけど、怖くてできない)

 

あと、傷口は私はお臍とお臍の周りに3カ所でした。1つは2センチないくらいで後は1センチくらいです。退院後は一週間ごとにテープを貼り替えるそうです。3ヶ月。

これは治療とゆうより、美容ですと言われました。傷跡が綺麗になるようになのか。

張り替える時は剥がした状態でお風呂で洗うのですが。テープがしっかり張り付いてて、剥がす時が怖いです。傷口パカーってなりそうな想像しちゃう。

 

そんか感じで今の私は落ち着いています。

初めての手術。恐怖心もそんなに無かった方だと思いますが、手術に必要な覚悟は術後の寝たきりになる覚悟だと分かりました。手術自体は寝てますしね。

 

これで、私は生理とおさらばです。子宮癌検診ともおさらばなのです。いやっほぅ!

旅行も学校行事も生理とかぶってブルーになることはないのです。いやっほぅ!

辛かった生理がなくなるだけで、貧血がなくなるだけで、すごく嬉しいのですが。

 

ちなみに、私は氷をボリボリ食べるの大好きでした。夏には冷蔵庫のストックがなくなるくらい食べてました。それって貧血からくるらしくて、貧血の人って口の中が暖かいらしいのです。だから氷食べると気持ちいいのですね。

・・・それがなくなりました。氷食べたいと思わなくなった!試しに食べてみたら、冷たくて食べてられなかった!これには驚きました。

生理が辛くなったのは今年からだったけど、氷食べてたのは何年も前からだから。

 

不思議なものだなと思います。

自分の体をこれからはちゃんと考えて、しっかり生きていかねば!と思いました。

初めての手術、いい経験になりました。

子宮筋腫 子宮全摘手術⑤

窓の外が明るくなって、あぁやっとあと数時間で終わる、と希望が持てました。

長かった。20時間寝ないで痛さとよく戦ったよ自分。頑張ったよ自分。

腰痛がもうちょっと軽かったり、麻酔の影響がもうちょっとなかったり

(麻酔の影響で吐き気が出る人の方が少ないそうです。私のように退院まで続く人は稀なんだとか。)

胃痛がしなければ、もっと楽だったと本当に思います。

 

朝になると、定期的に来る看護師さんの体温、血圧測定が終わると婦人科の先生が来ました。婦人科の先生が外してくれたのは確か、お臍から出てる管と、子宮のあった場所にガーゼが入ってたんだけどそれを引っ張り出してくれました。

このガーゼは、入ってる事すら知らなかったんだけど、どのくらいの大きさか分からないけど、2枚くらい入ってて、その取り出す時の感触が忘れられない。

だって未経験。そんなとこに布状のものなんか入れた事ないんで。正直、気持ち悪かったです。気分がとかじゃなく、感触が。

術後に、寝たきりの間はオムツみたいな使い捨てなものを身につけていて、時々、

「出血を確認しますねー」

ってペロンってめくられて、見られるんだけど、出血は大丈夫ねーって言われてたんだけど、術後はしばらくは血が出てくるもんだと思ってたんだけど、パッドみたいなの全然換えないから、そんなに出血しないの?って疑問だったんだけど、

このガーゼがある程度は吸収してたんだと思います。

まぁ、出血が止まらないのは問題ですよね。生理じゃないから、血が出るってことは傷口から血が止まってないってことだもんね。

 

それからは、看護師さんが来て、指に挟まってた洗濯ばさみや足のマッサージなどを次から次へと取ってもらって、開放感ーーーー!!!

で、ベッドを少し起こしてもらったけど、私はまだ吐き気があり、ちょっと起き上がっただけでも気持ち悪くなるので、少しずつ起こすのと、この時も吐き気止めをしてもらったかな・・・。点滴は最後まで繋がってました。抗生物質(?)は最後まで点滴するようで、まだ点滴はとれませんでした。あと尿を貯めている管も、起こしてくれる看護師さんがやってくれるので、起き上がり自分の下着洋服に替えるまで取れません。

 

少し身軽になった状態で、少しずつベッドを起こし、起き上がらせてくれる看護師さんが来て、ベッドを椅子の背もたれくらいに起こしてフラフラしないようにベッドに座る状態になりました。

座れたぁーーー!!腰が楽!やっと起き上がれた!

吐き気もフラフラも気をつけながら、足をベッドの下に下ろし腰をかけてる状態になると、看護師さんが慌ただしく私のお世話の準備です。

手術の時に知らぬ間に脱がされた私の下着やパジャマ、サンダルを手際よく用意します。パンツに私が持参した生理ナプキンをつけてくれます。下着もめっちゃ見られます。新しいの買っといて良かった。

私に着せる準備を整えてもらい服を着る前に上半身を暖かいタオルで拭いてもらいます。前は自分で、背中は看護師さんが。

 

ブラもうまく点滴を通して私が万歳してるだけで着させてもらい、下はまだ尿の管が入っているので、立って管を抜き溢れる尿を看護しさんが慌てながら拭き取ってくれ(看護師さんて本当すごい。半分介護だよね)パンツも履かせてもらう。あとパジャマも同じように着せてもらう。

洋服を着させてもらってる子供の気分です。

その状態で大丈夫そうなら、点滴を押しながら歩きます。もう、すごい楽だった。ちょっとフラフラするくらい、なんてことないです。

そのくらい、この寝たきりからの解放は最高でした。買っておいた水を持って廊下をゆっくり歩き、ちょっとした広場にある椅子に座って、少しずつ水を飲んでいて下さいと言われます。

その間に看護師さんは部屋の掃除をします。看護師さんが、せっせと働いてくださってる間、私はクッションのいい一人がけソファーに座り、一日ぶりの水をチビチビ飲むのです。うんめぇーー。水うまーーー。飲めなかった水。水最高。

 

そして、掃除が終わると、まて部屋まで歩いて戻ります。

歩くことは特にフラフラも少ししかしなかったし、痛くも辛くもありませんでした。むしろハッピー。開放感。私の地獄は終わった。と思ってました。

そこからは部屋で過ごしますが、横になると腰が痛いので、しばらく座ったりウロウロ歩いたりしてました。うん、立ち上がったからってすぐ腰痛がなくなるわけじゃないから。

しばらくすると、座ってても痛くなってしまって、横になったり、歩いたりたったままテレビ見たりしました。まぁ、痛いっつーても動けるだけまし。全然楽!

 

しかし、やることもなくなると、眠くなりますよね。寝てませんもん。

しかし、寝れないんです。横になってウトウトし始めると、吐き気が。なんかグラグラして吐き気が。なんじゃこりゃーーと言う程じゃないけど、多分麻酔の影響。寝れない。眠気が勝って寝れたとして、寝起きに吐き気。もーーーーーーう。

寝るの怖い!ってなります。食べてないんで、おえぇぇぇってなっても何も出てきません。でも、気持ち悪いのはやっぱ嫌。

 

その日のお昼からご飯が出るんだけど、全粥。おかずも普通の量(多分、味は薄め)

食えるか!って量が来たけどお腹すいてて食べたいから胃痛に負けずに食べてみる。

・・・・胃がいててて。気持ち悪・・・・食べられない。

でも、五分の一くらいは食べたと思う。口から出す事もなかった。ムカムカしたけど。

 

で、確か食事が始まる頃から痛み止めは飲み薬に変わったのだけれど。

この痛み止めが強くて。胃薬と一緒に飲むんだけど、その薬を飲んだ後に胃がキリキリしてくる感じがしてた。それでも3回くらいは飲んだかな。6時間おきです。

看護師さんに胃が痛いと話してみると、痛み止めが強いのかもと、先生に相談してもらい弱い胃に優しい痛み止めに変えてもらいました。あと別に一日一度の胃薬も。

この薬に変えてから胃痛はだいぶ良くなりました。もっと早く変えれば良かった。

痛み止めを弱くしたからといって、傷口の痛みが強くなることもありませんでした。

 

傷口の痛みは痛み止めのおかげで全然きになりませんでした。

ただ一度だけ、6時間経ったら、きっかり飲んでたら、次を飲める時間になる前に痛みだした時があって、薬飲めないけど痛い・・・って状態になりました。

その時だけ、おぉ・・・これが傷口の痛みか・・・いてぇ。ってなりました。

痛み止めは少し痛みだしてから飲みましょう。まじで。

でも、薬剤師さん曰く、痛み止めはすごく痛くなってから飲んでもあまり効かなかったりするので、少し痛いくらいで飲んでくさいって言ってた。飲むタイミング大事。

 

そして、点滴もこの日に抗生物質が終われば、取れました。全て取れた開放感!

体に何も繋がっていない幸せ。

点滴は次の日もやる予定がありましたが、とりあえず夜は取って眠りたいのでいったん、針は抜いてもらいました。

・・・しかし夜にまた寝ると気持ち悪くなるので、吐き気止めのためだけに点滴を刺してもらいました(吐き気止めはその時点では点滴しか出せないようで)

でも、吐き気止めは量が少ないので30分くらいすれば終わります。楽勝です。

子宮筋腫 子宮全摘手術④

看護師さんに呼ばれて、手術室まで歩いて向かいます。

旦那は病室で待機です。

 

手術室の扉が開くと、ピアノの曲が流れていました。部屋の壁紙も森林のような緑の綺麗な部屋で、テレビで見るような、ザ・手術室!とゆうよりは柔らかい雰囲気の部屋でした。

私はパジャマのまま手術室まで行ったので、そのまま台に座り上半身を脱ぐように言われて上半身を脱いで横になります。下半身脱がなくていいのん?と思っていたら

腕を広げた状態で台に乗せ、そこにスタンバイしてた麻酔師さんか看護師さんかが、左の手の甲に点滴を打ちました。チクッとしますねーと言われて。

そしたら、ものの1分もしなかったのではなかろうか。

ぐわんぐわん、しました。目が回るの最上級な感じが一気にきて、

な、な、な、な、なんじゃこりゃーー(麻酔です)

って思った瞬間から記憶ありません。そこから手術終わるまで一切記憶ございません。

 

手術終わった時に一度起こされます。その時に呼吸確保するために

喉に管を入れるのだけど、それが入ったまま起こされます。

術前にちゃんと説明はされてますが、寝起きにそんなこと覚えているはずもなく

プチパニックになってる間に管はサラッと抜かれます。

自分で呼吸がちゃんとできるか確認してから抜かなきゃいけないみたいです。

 

そこからはまだ朦朧としていて、起きたり寝ていたりをしていたと思います。

気づいたら病室戻ってました。

気づいたら、体にたくさん管やら線やら。

左側には点滴があり、左手人差し指に洗濯ばさみのようなものを挟まれて、そこから線が繋がってるのが体の3~4カ所にペタっと貼ってありました。それを記録するような小さい箱状のものが脇らへんに置いてあった。

あとは臍から管が繋がって袋みたいのも臍の横らへんに置いてあった。

右側には尿を貯めとく袋みたいのがあったと思う。

あと両足には加圧マッサージみたいなのを巻き付けられ、それが電動でプシューつってしぼんだり膨らんだりして常に膝下をマッサージしている。多分、血栓予防のためだと思います。

(あ、その下には加圧靴下みたいなきつめの靴下を術前30分くらいから履いてました。)

しかし、このマッサージが厄介で。電動なんで線で繋がっててベッドの足下に繋がってるのです。だから足が自由に動かせない。膝を曲げたり体を横に向けたりしても、どうにも足が動かし辛くて辛かった。

 

気づいたらこんな状況になってました。

が、術後病室に戻った時の記憶は寒くて寒くてブルブル震えていました。布団3枚くらいかけても寒いくらい。でも、まだ寝たり起きたりなのであまり記憶がなく寒かったのは一瞬でした。

目が覚めてきてからは、暑い暑い。ひたすら暑い。

部屋の室温を22度くらい下げてもまだ暑くタオルケットみたなの一枚で十分でした。

看護師さんが部屋に来るたびに「寒くないですか?」って聞くんだけど

全然。むしろ暑い。どうにかしてってくらい暑かったです。

多分、足のマッサージで血流がよくなってるのと、術後は傷をどうにかしようと体が頑張るので37度前後の体温になり暑いのです。

 

そんな状態で部屋に寝たきり状態が始まったのがお昼頃、13時頃かな。

この時すでに私は腰が痛かった。もう寝てるの嫌なくらい腰が痛かった。

結果的に言うと次の日の朝9時頃、婦人科の先生が来てくれるまでこの状態で寝続けなければいけませんでした。

もちろん一睡もできませんでした。

この20時間くらいがこの手術での一番の辛い時間だったと思います。

 

腰の痛みだけではなかったから。

私は麻酔の影響が酷く出てしまったようで、吐き気が退院くらいまでありました。

術後はやはり酷く吐きました。胃は空っぽなんだけど、最初はなんか液体吐いた。

なので、ほぼ常に吐き気止めをお願いしてた気がします。

 

退院の処方箋が出るまでは吐き気止めは点滴しかないらしく、痛み止めや水分のやつや抗生物質やら点滴が代わる代わるやってました。

手術をした傷の痛みは痛み止めで全然分からなかったけど、その吐き気や、私は胃痛もして、あと腰痛で他のことの方が辛かったです。

寝たきりなので腰はある程度痛くなると思うけど、スタートから痛いのは泣けました。

もう、本当に起き上がりたくて、テレビをつけっぱにして時間をにらめっこしてカウントダウンしてました。

 

私はトイレ・シャワーつきの個室しか空いてなくてちょっとお高い部屋になってましたが結果的に個室じゃないと無理だったなと思います。大部屋はテレビはイヤホンしなきゃいけないし、あまり声出せないし、唸ってるのとか聞かれちゃうし。

後々、トイレに行けるようになってからも、トイレに行きたいっていう感覚がなくて、不安でトイレは何回も行っちゃってました。

 

そんな孤独な戦いをしている間にも看護師さんは入れ替わり(勤務時間の交代)いろんな人が点滴の交換や血圧と体温の検査に来てくれて、それがちょっとだけ、心安まる時間でした。人と触れあうって救われるなー。マジで。

 

そんな長い長い長い辛い辛い寝たきり時間も朝になり終わろうとしている時は本当に嬉しくて、自分よく頑張った!私偉い!って思ってました。

子宮筋腫 子宮全摘手術③

入院日。旦那が車で送ってくれました。

入院手続きを済ませ、部屋まで荷物を運んでもらって早々に旦那は帰宅。

(やることないしね)

手術前日はやることは無いのだけど、色々な方から説明があります。

医師、麻酔師、手術看護師、薬剤師、看護師

色んな人が私の手術に関わっているのだと実感します。

だいたい、使う薬や流れなどを説明されて、聞きたいことや疑問を受けてくれる流れでした(そんなに聞く事はありませんでしたが)

手術看護師さんからは、手術中にかけるBGMを選べると言われましたが、特に希望もないと言ったら、静かなピアノ曲なんて勧められて、それにしました。

無音でもいいそうです。

でも後から思い出すと、そんな曲聞いてる時間なんて5分くらいじゃなかろうか。

 

あとは、夕食を食べた後に浣腸が待ってます。

私、人生初浣腸です。ドキドキしちゃいました。出産の時もしませんでしたから。

すごいのね、速効でくるのね、アレ。30秒は我慢してって言われたけど、多分我慢できてなかったと思う。

そして、翌朝またやるのです浣腸。そりゃーそうだよね。

空っぽにしないと手術中に出ちゃっても困りますもんね。こっちは意識もないし麻痺状態だからコントロールできないんだし。

 

この日は浣腸が済めばあとは寝るだけでした。

ちょっと緊張して寝たような、寝れなかったような。

 

次の日は手術当日。もちろん食事なし。手術は午前10時からなので

8時から水分もとれません。その前に浣腸をしました。

でも8時までには水分を500ml以上は飲んだ方がいいみたい。脱水になりやすいそうで。

 

この日は手術中待機として旦那が9時頃やってきました。

来たからといって、特にやることありません。頼むこともありません。ただ待機です。

そしてこの旦那、血などが苦手です。などとゆうのは、病院系のドラマの手術シーンですら駄目です。

なので、術後によく家族に摘出した物を見せるそうなのですが、それは前もって断りを入れておきました。私は見て見たかったけど、写真を後でもらいました。

 

そして、いよいよ手術です。